狭山丘陵で初めて見たコカブトムシ [甲虫]
北海道から九州にかけて生息しているカブトムシの仲間は、カブトムシとコカブトムシの2種がいる。
カブトムシは最もポピュラーだが、コカブトムシは知る人ぞ知る存在だ。
丘陵で初めてコカブトムシを見た。
コガネムシかクワガタのメスか、糞虫の仲間かと思ったが「コカブトムシ」だった。
コカブトというだけあって、19~24mmと小さい。
昆虫やその死体を食べる肉食であることには驚かされる。
朽木や腐葉土の中にすみ、灯火にも来る。
オスにもメスにも小さな角があるらしいが、図鑑によってはメスには角がないと記されたものもあり角の有無での識別は、本当のところはわからない。
この個体にも小さな角が確認できた。
角以外のオスメスの識別は、前胸背のくぼみの形状で、オスは大きくくぼみメスは小さく細長いらしい。
その点からみれば、これはメスかもしれない。
実物を見るのは2回目だが、先に述べたように丘陵では初めてで、ここの生物相の豊かさを改めて実感した出会いだった。