一度見たかったカメノコハムシの仲間 [甲虫]
野山北・六道山公園の里山民家に行くと、お世話になっているシーナさんとHさんに久しぶりにお会いした。
青いハムシを捕まえたと言う。
これはもしやと是非見せて欲しいとお願いして、シーナさんがシャーレに入れていたのを見せていただいた。
カメノコハムシの仲間は、ジンガサハムシやイチモンジカメノコハムシのように透明に近い上翅を持っているがきれいな緑色のものもいる。それがアオカメノコハムシだ。
翅の緑が美しい!
ジンガサやイチモンジもきれいだが、これはこの緑がいい。
どこにいたのかと聞くと、ヒメシロネとの事。
その時は、そうかという程度だったが、帰って調べるとアオカメノコハムシの食草はアザミ類。
似たものに「ミドリカメノコハムシ」がいる。
こちらの食草はヒメシロネ。
識別はミドリの方が、横から見て背高が高いなどがあるが食草からミドリと判断した。
どちらにしろ良い色である(^.^)
*写真を撮る為に、任意の葉にとまらせて撮影したので、この葉は食草ではない。
狭山丘陵で見つけたクロメンガタスズメ [チョウ・ガ]
今日はたまたま日曜日が休みだったので、緑の森の博物館の自然観察会に参加した。
多くの方が参加され、賑わいながら約3時間の散策。
秋の湿地や雑木林を歩いて様々な植物や木の実を観察できた。
湿地ではミゾソバやアキノウナギツカミ、ツリフネソウが見頃。
ここのミゾソバの花(写真はまだ蕾)は、とても赤が濃いくてきれいだ。
オレンジに色付いたカラスウリやよく熟れたスズメウリも話題に。
ヨシの葉では、「クサヒバリ」を見つけた。
触角のお手入れ中(^.^)
クモもたくさん見られた。
これも秋の風物詩になるのだろう!
「ジョロウグモ」のメスのお腹も大きくなりもうすぐ産卵の時期だ。
ゴミグモの仲間?の「の」の字の隠れ蓑が参加者にとても人気だった。
樹間では「オナガグモ」。
やや大きめの個体。
これがクモ?って誰も思うだろう。
田んぼの木の幹で、自身初めて狭山丘陵で「クロメンガタスズメ」を見た。
アオスジアゲハの蛹を探していたのだが、偶然幹に張りついているのを見つけたのだ。
正面から見ただけでは、メンガタスズメかクロメンガタか同定できないので先生が掴んで翅を開いてくれた。
掴むと鳴くと聞いていたが、確かにキィキィというような声を出したのには驚いた。
後翅の黒の横班が大きい事、腹背面の黒の横縞が太く、水色の部分が多い事からこれはクロメンガタスズメと確認できた。
My Fieldの狭山丘陵でもこの蛾が見つかるとは、やはりかなり定着しているのではと実感した。
この後、近くの畑にトマトが植えられているのを見て、ここで繁殖しているのではと歩いていた方と話をしたのだった。
今日は湿地でミドリヒョウモン、オオチャバネ・イチモンジセセリ、雑木林でアサギマダラ、畑でアカボシゴマダラなども見ることが出来て楽しい観察会だった。
ただ観察会では、個人的に満足のいく写真は撮れないなぁと実感した次第である。