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秋の木の実 [植物]

タコノアシ1021.JPG朝晩寒さが増してきたが、このところ天気は良く昼間は比較的暖かい。

湿地のタコノアシもますます色付いてきた。









ゴンズイの実1021.JPG秋の実も目立つようになってきたが、今日は木の実をご紹介。
赤い実が裂けて、中から黒い種が顔を覗かせているミツバウツギ科のゴンズイ。
釣りをする方なら、この名前を聞くといい思いはしないかもしれない。魚では外道と呼ばれ毒のある針をもつ厄介な魚だが、この実を見る限りそんなイメージはない。



マユミ1021.JPGニシキギ科のマユミ。
きれいなピンク色の実が四つに裂けて中から赤い種が顔を出している。
キバラヘリカメムシの好物の実だ。
この木には一匹も見つからなかった。




クサギ1021.JPGまだ場所によっては、実をつけているクマツヅラ科のクサギ。
赤い星(ガク)の上に藍色の果実がついているが、ほとんど落ちてしまっていた。





セスジツユムシ1021.JPG季節が進んで虫はめっきり減ってきたが、マント群落の上で良く見かける「セスジツユムシ」。
写真は茶褐色型のメスだ。
この日も、数匹見かけたがすべてがメスでオスは一匹も見なかった。
オスは死んで、後はメスが卵を産むばかりといったところだろうか?


正体不明のカメムシ→マツヘリカメムシ [セミ・カメムシ]

不明カメムシ1021.JPG今日、野山北六道山公園の駐車場脇の葉の上で、カメムシを見つけた。初めて見るもので、撮影して帰って調べたがわからない。

何か見たことがあるなと思ったら、数日前に丘陵でたまにお会いするTさんから名前を聞かれていたカメムシだった。
カメムシのことならこれ!と思っていた日本原色カメムシ図鑑(全国農村教育協会)にも載っていない。

不明カメムシ1-1021.JPG後足の一部が広がっている事から「アシビロヘリカメムシ」の一種かと思うがこの種は南方系でここにいる種ではない。
どなたかわかる方がいらっしゃったら是非お教え願いたいm(__)m





シーナさんから教えていただいたこのカメムシの名前は「マツヘリカメムシ」。
北米原産の外来種で、2008年に東京で初確認され、その後神奈川などでも見つかっているマツ類の害虫だ。
アシビロヘリカメムシと同じアシビロカメムシ属に分類される。
世界的な生息域の拡大も顕著で、1999年にイタリアで確認されて以来、スイス、オーストリア、ドイツ、イギリスなど欧州での報告もされている。

ウマノスズクサの実 [植物]

ウマノスズクサ花.JPG夏にウマノスズクサでジャコウアゲハの幼虫を探していると、スズクサの花をよく見かけた。
面白い形をした花だ。花は見るものの実を見たことがなかった。





ウマノスズクサ実1004.JPG少し前に、そのスズクサに実のようなものがなっていた。
これが実なのか?といろいろ調べてみたがよくわからない。が多分実なのだろう。
花の形も変だが、実も変わった形をしている。


10月4日

ウマノスズクサ実1021.JPG当初はまだ青かったが、今日見ると少し茶色くなってきた。
この後どうなるのか?楽しみである。




10月21日


今ススキが面白い! [バッタ]

今の時期、草原の草はすっかり刈り取られ、ススキの株だけが残されているところが多い。
そのススキに、刈り取りから逃れた虫たちが、集まっている。

ショウリョウバッタモドキ1019.JPGショウリョウバッタモドキ1-1019.JPGススキの茎につかまっていたのは、「ショウリョウバッタモドキ」のメス。
以前はオスメスともにたくさん見られたが、今はメスしか見当たらない。




ヤマトシジミ1019.JPGこちらでは「ヤマトシジミ」のメスが夕陽に翅を開いていた。
見渡せば、あちこちで飛んでいて個体数は多いようだ。






ツチイナゴ1019.JPGバッタの中では、「ツチイナゴ」が最も多い。
枯れた草の中でも目立たない茶色い成虫になって、冬越し準備万全といったところ。





ハラビロカマキリ1019.JPG「ハラビロカマキリ」を見つけた。
流石に敏感で、見つけた時には既にこちらを睨んでいた。
静かに探していたのだが、向うのほうが一枚上手だったようだ。
そおっとカメラの位置を変えても、首をぐるっと回してやはりこちらを睨むのだった。







ツマグロヒョウモン1019.JPGススキの間に生えたセイタカアワダチソウの花には「ツマグロヒョウモン」が吸蜜にやってきていた。
ススキと青空のバックが、秋ですねぇ!
これらの虫たちが見られるのも、後わずかかもしれないと思うとやはり寂しい。
もうそんな季節になってしまった。


クロコノマチョウの初令幼虫 [チョウ・ガ]

久しぶりにクロコノマチョウの幼虫と蛹を見に行った。
蛹はほとんど見つからなかったが、数頭の終令幼虫と初令幼虫がいた。

クロコノマ1013.JPG探してみると間もなく孵化するであろう卵も見つかった。
黒いのは頭だと思われる。







クロコノマ1-1013.JPGクロコノマ2-1013.JPGその横にまだ産んだばかりのような卵があった。
それを見ていると、横から小さなうさみみがひょこひょこやってきた。

するともう一頭。


クロコノマ3-1013.JPGクロコノマ5-1013.JPG卵の周りをうろうろ。

顔を合わせてこんにちは。





クロコノマ6-1013.JPG
少し歩きまわって、去って行った。
きっと兄弟だろうと思うのだが、周りにはこの2頭以外見当たらなかった。一体どうしたのだろうか?

孵化間近の卵とこの卵が孵化すれば、この葉の上は賑やかになることだろうが、食不足になりそうで少し心配だ。



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