モズのはやにえ [鳥]
葉が落ち木立の見通しが良くなった。
よく見ると木の枝に虫たちが串刺しにされている。
モズのはやにえである。
餌の少ない冬の時期の蓄えか、縄張りの誇示か理由は定かではないが鳥の中でもとても珍しい習性だ。
この枝にはマダラカマドウマ。ここにあることをO氏に教えてもらった。
まだ真新しいはやにえ。
この虫はどこにでもいるわけではなく、雑木林の薄暗い湿った木の根元や木の洞に住んでいる。
よく見つけたものだ。
こちらにはコバネイナゴ。
近くの谷戸の田んぼの周りでは良く見られるイナゴだ。
見事に串刺しにされているが、体に啄ばまれた跡はなく捕まえてすぐに食べようとしたのではないようだ。
生きたまま串刺しにされたのだろうか?
同じくコバネイナゴだが、変色しているので少し古い獲物。
撮影している向かいの雑木林でモズの声。
自分の縄張りを見張っていて、獲物に近づいた敵を威嚇しているかのように聞こえた。