今年最後の月初め [自然]
12月1日 今年も最後の月となってしまった。
月日が経つのはほんとうに早いものだ。
昼の暖かい間に雑木林の尾根道を歩いた。
今日は標準ズームレンズだ。
日差しの当たる尾根道沿いでお腹の大きな
「ハラビロカマキリ」のメスがひなたっぼっこ。
まるで縁側の猫のよう。
道を通る二人連れが写真を撮っている僕に気付いて親切に声を掛けてくれた。「通っていいですかぁ」 「いいですよぉ(^.^)」
観察していた「コミスジ」の幼虫もいよいよ葉を巻いて冬支度。
暖かい葉っぱの寝袋。
今日の「スッポンタケ」。
こないだ立っていたのはしおれてしまい、新たに にょきにょき。
雑木林に足を踏み入れると、落ち葉や下草から
「クロスジフユエダシャク」のオスが乱舞。
日に日に数が増えていくようだ。
メスを探すが見つからない。
この冬のテーマだ。
紅葉するコナラとそれを写す刈り取られた田んぼ。
里山ももうすぐ褐色の世界になる。
ようやく出会えた スッポンタケ [植物]
少し前から一度は見たいと思って探していたきのこ「スッポンタケ」にようやく出会えた。
野山北・六道山公園管理事務所内にその時々に見られる風景や動植物の写真パネルが張られておりその一枚にこのきのこがあった。
見るからに異様な姿と独特の匂いがあるらしく、その実物を是非見てみたいとあちこち探していたがなかなか見つからない。
今シーズンは無理かと98%あきらめムードだったのだが、以前このきのこを見たいと相談していたパークレンジャーの蜂須賀隊長から’発見’の連絡をいただきようやく出会うことが出来たのだ。
この黒光りした傘と鹿児島銘菓カルカンのような柄。
傘にはグレバという胞子の入った液体が付いていてここから匂いを出しハエなどに胞子を運んでもらうという仕掛けだ。
この匂いは「うんこの匂い」「マジックインキの匂い」など様々な表現をされているが、個人的にはどこかで嗅いだ覚えがあるのだが思い出せない。表現するならきな臭いという感じだろうか?
きのこの発生は左の卵からにょきにょき伸びてくるらしい。この2つは誰かに故意に潰されたように見える。
名前の由来は良く判らないが見た目が亀のスッポンの頭に似ているからか、はたまた白い柄の部分が簡単にスポンと抜けるからだろうか?
この場所は数えると27本ものスッポンタケが生える大群落であった。
しかしほとんどが踏まれたり折られていて残念ながらこの日完品は写真の2本だけだった。
今回パークレンジャーの蜂須賀隊長と久保田さんのお陰でこうして実物を見ることが出来た。この場を借りてお礼を申し上げたい。
*蜂須賀隊長はきのこへの造詣が深く、さらにきのこを初めとした自然食材料理家でもある。
もう一度・BE-PAL(WEB版)の「見たい、触りたい、食べてみたい」というblogでスッポンタケの事
について紹介されているので詳しくはそちらをご覧いただきたい。