シロスジカミキリの産卵・羽脱痕 [甲虫]
このところ、気になったのが、シロスジカミキリの産卵、羽脱痕が付いた木が多いこと。
もちろん虫そのものも探しているのだが、シロスジカミキリがいるかどうか、幹についた輪のようにかじった丸い産卵痕や、羽化した後の丸い羽脱痕が目安になる。
これらはブナ科のコナラクヌギをはじめ、クリ、アラカシやシラカシ、ヤナギまでにもかなり広範囲に見ることができた。
木の大きさは老木から数mの若木まで様々で、おおむね樹勢が悪く、枯れかかっている木も多い。
この日も産卵痕の付いた木の周りを探していたら、4mほどのコナラの幼木の枝で成虫を見つけることができた。
大きさと触角の長さからみるとオスだろうか、しきりに枝をかじっていた。
シロスジカミキリは、東京都のレッドデータに記載はないが、里山の木々が必要でその生息域が減少しているのは確かだ。
一方で、このカミキリが木に侵入することで、木に大きなダメージが残る。
それぞれを守っていくこと、この両立は意外と難しい!
2014年8月12日 東京都
コウチュウ目カミキリムシ科 シロスジカミキリ CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X
2014-08-14 22:23
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