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まだ初々しいゴマダラカミキリ [甲虫]

クリの木を眺めていると、葉上にカミキリムシを見つけた。
かなり高い場所なので、近くで見たいと枝を投げてみたら命中!
しかし、どこかへ飛んで行ってしまった。
今年初見のゴマダラカミキリに違いないと思ったのだが、残念。

さらに花の終わったクリの木を観察していると、何かが飛んできて帽子にあたって落ちた。
落ちたところを見てみると、フッフッフッ・・・。
そこにいたのはゴマダラカミキリ、「そんなに見てほしかったのか!じらしおって」と勝手に思ったのだった。
ゴマダラカミキリ0627-1_1.JPG


















ゴマダラカミキリといえば、小学生の頃、5~6月に通学路のプラタナスの街路樹で毎年見かけて捕まえた思い出の虫である。
今でもプラタナスの独特の香りを嗅げばゴマダラカミキリを思い出すほど。
まだ羽化して間もない個体のようで、体の水色が美しい!
捕まえると、首を振ってギーギーと音を出す。
ゴマダラカミキリ0627-2_1.JPG


















クリの葉っぱにとまらせると、ゆっくり写真を撮る間もなく飛んでしまった。
相変わらず落ち着きがないというか捕まるとじっとしていない虫である。
ゴマダラカミキリ0627-3_1.JPG


















隣のカキノキの葉裏にとまった。
ゴマダラカミキリ0627_1.JPG


















カミキリムシの仲間は、幼虫が果樹などの材を食うものがいて害虫として扱われる場合が多い。
このカミキリもクワやイチジクなどの害虫とされる。

ここのクリの木はまだ幼木なのだが、ほとんどの木で幹には今年の羽脱痕(カミキリムシが出た穴)や産卵痕が見られ樹勢も良くない。
これはシロスジカミキリの仕業だが、クリの収穫を考えればたまったものではない!
しかし一方でシロスジカミキリは東京都のレッドリストで北多摩NT=準絶滅危惧種なのだ。
ゴマダラカミキリは希少種ではないが、害虫とされる希少種が及ぼす害と樹木の保護、両立はどうしたものか。
悩ましい!

2014年6月27日 東京都
コウチュウ目カミキリムシ科 ゴマダラカミキリ   CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X


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