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アカタテハとヒメアカタテハ [チョウ・ガ]

日暮れ前に、丘陵の高台を久しぶりに訪れた。
コセンダングサにたくさんの「ヤマトシジミ」たち。
こんなにと驚くほどの数だった。
ヤマトシジミ1028_1.JPG


















ヤマトシジミに交じって、翅が色あせたベニシジミと一回り大きな「ウラナミシジミ」が数頭。
ウラナミシジミは、遅ればせながら今年、初見だ。
長い旅をするチョウだけあって、その飛翔力とスピードはヤマトシジミのそれとはけた違い。
驚いて飛び立つと、素早くあたりを飛び交い、時には近くにあったクワの樹冠を飛び回るほど。
ウラナミシジミ1028_1.JPG


















林縁で、褐色の翅のチョウが数頭飛んでいた。
キタテハかなと思い近づくと、「ヒメアカタテハ」だった。
このチョウは、なかなか見る機会が少ない。
ヒメアカタテハ1028-1_1.JPG


















舗装路にとまると羽裏の色や模様が道と同化して、目を放すとどこにいるか見つけるのが大変だ!
ヒメアカタテハ1028_1.JPG


















同じ場所でアカタテハもテリトリーを張っていた。
何気に見ると、キタテハか、ヒメアカタテハかアカタテハか?僕では瞬時に判断は難しい。
アカタテハ1028-1_1.JPG


















ヒメアカタテハとの大きな違いは、アカタテハは後ばねの付け根に模様がないこと。
従ってこれは「アカタテハ」。
ヒメアカタテハの食草はヨモギをはじめとしたキク科やイラクサ科、アカタテハはイラクサ科。
イラクサ科では共通しているが、この周辺にキク科はあるがイラクサ科は見当たらない。
気付いていないだけでどこかにあるのだろう。
ここでこの2種が見られることを初めて知った。
共に僕にとっては多くは見られない種なので、今後も楽しみだ。
アカタテハ1028_1.JPG


















アカタテハのとまった倒木の脇では、「アキアカネ」が木の幹にとまっていた。
こういうとまり方もたまに見かけるが、少し違和感を覚える。
陽が傾いて、あたりを赤くさらにはアキアカネを本来の色以上に赤く染めていた。
アキアカネ1028_1.JPG


















2013年10月28日 東京都
鱗翅目 シジミチョウ科 ヤマトシジミ、ウラナミシジミ
   
      タテハチョウ科 ヒメアカタテハ、アカタテハ
蜻蛉目 トンボ科 アキアカネ          CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM
 


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コメント 2

ヒメオオ

ヒメアカタテハの和風の落ち着いた色合い、
繊細な模様どちらも素敵なチョウですね!
by ヒメオオ (2013-11-02 19:49) 

hirokou

ヒメオオさん コメントありがとうございます。
共にシックですが、はっとする美しさも!
こういうチョウにはなかなか出会えないのが残念です。
by hirokou (2013-11-02 23:45) 

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