いよいよツクツクボウシの独壇場? [セミ・カメムシ]
夏休みも終わり子供たちは残念に思っているのだろうが、間もなく秋の訪れだ。
林から聞こえる声も、様変わり。
一番大きい声は「ツクツクボウシ」。ミンミンゼミやアブラゼミはトーンダウンしてきた。
たくさんいるところでは、輪唱や声に合わせてジュー♪というバックコーラスまで入る豪華さだ。
日が暮れるころになっても鳴き声は途切れず、以前は賑やかだったヒグラシの声もすっかり聞かれなくなってしまった。
ところでこんな小さなセミたちが、どのようにしてあんな大きな声を出すことができるのだろうか?
仕組みはお腹にある発音膜を筋肉で震わせて音をだし、2枚の腹弁で空気の量を調節して音階を奏でるのだ。音を大きくするためにお腹に共鳴室があり空洞になっている。
ツクツクボウシやヒグラシは、日で透かすとお腹の空洞具合がよくわかる。
夏の間、煩いと思っていた彼らの声も、聞かれなくなるとそれはとても寂しいものである。
2012年9月13日 埼玉県
半翅目 セミ科 ツクツクボウシ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /430EXⅡ
2012-09-18 00:16
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コメント(2)
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夏の間主役だったセミ達もその役目を終え
コオロギ達にその座を譲る時期になりましたね
by けんさん@埼多摩 (2012-09-18 10:38)
けんさん@埼多摩さん コメントありがとうございます。
虫の音の移ろいは感じますが、昼はなかなか涼しくなりませんね。
涼しさが待ち遠しい今日この頃です(^^)
by hirokou (2012-09-18 18:54)