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日を暮れさせるもの [セミ・カメムシ]

夏の早朝や夕暮れ時に、哀愁の漂う鳴き声を聞かせてくれるのは「ヒグラシ」。
特に暮れゆく中で聞くヒグラシの声には感じるものがあり、個人的に最も好きなセミである。
higurashi1-0815.JPG
















暗い針葉樹の林などに多く見られる。
樹林内を歩くと、足元の植物や木の低い位置から鳴きながら飛んでい行く。
セミの中でも、比較的低い場所で鳴く種だと思う。
higurashi2-0815.JPG
















名前の由来を調べると、夕方の日が暮れる頃に鳴く事から昔の人はこのセミを「日を暮れさせるもの」とし、そのまま名前にしたようだ。
ツクツクボウシの鳴き声もボリュームが上がり、いよいよ夏も終わりの時期かと思いながらもこのセミの声をまだまだ聞いていたいと思う。
higurashi3-0815.JPG
















2011年8月15日 東京都
 半翅目 セミ科 ヒグラシ     CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX

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コメント 3

starship

8月12日、Hirokouさんの里山の北側(埼玉側)でクマゼミの鳴き声を聞きました。探っていったら・・・鳴いている個体がいましたので動画でも撮してみました。関西では普通種ですが、このあたりでもたまに聞くことが多くなりました。

ところで・・・バッタが植物の先端でミイラ化しているものを、いくつか見ました。感染症でしょうか?ヒグラシ→セミヤドリガと連想し思い出しました。
by starship (2011-08-18 05:15) 

starship

思い出しました。昆虫病原糸状菌の仕業でしたね。私はベッコウハゴロモが、やられているのを見付けました。去年の10月27日のHirokouさんの一文を、私のコラムの参考に使わせていただきました。

「エントモファガ・グリリ」お呪いみたいな言葉ですね。
by starship (2011-08-19 00:50) 

hirokou

starshipさん コメントありがとうございます。
クマゼミの声!私は関西育ちなので、煩いですが懐かしいです。
職場の野川で、今年は3回聞きました。
同じ個体なのかわかりませんが、まだそう多くはいないようですね。

貴コラムへの引用ありがとうございます。
今の時期、特にバッタで菌にやられている個体が多く見られますね。
自然界の個体数調整に役だっているのでしょうか?
by hirokou (2011-08-19 21:54) 

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