雑木林に漂う香り

陽だまりにはルリタテハがきれいな瑠璃色を見せてくれる。
今年は、その数が多いように思う。

















ウバユリの保全地では、クルッと巻いた艶のある新葉が顔を覗かせている。
この2日間の暖かさで、一気に芽生えてきたようだ。

















そんな雑木林を歩いていると、何とも言えない香りが漂ってくる。
ん～、そういう季節になったのか！と常緑の木々を見上げると、思った通り小さなかわいい花が咲いていた。
香りの元は、「ヒサカキ」だ。
ガス漏れ？たくあん？色々言われるが、私はあまり好きな匂いではない。
関西の長寿番組では、ある時期になると駐車場付近からラーメンの匂いがするが何か？と番組のネタになった事もある。
関西では榊（さかき）だが、関東では代わりにヒサカキの葉を神棚や仏壇に飾る。
雑木林のどこにでも生えている常緑樹で、その実はメジロなどの野鳥が好んで食べる一般的な存在だからこそ、あちこちからこの香りが漂ってくるのだ。
皆さんは、この香り、匂いどう思われるだろうか？

















2011年3月19日　東京都
　鱗翅目　タテハチョウ科　ルリタテハ
　ユリ目　ユリ科　ウバユリ
　ツバキ目　ツバキ科　ヒサカキ　ＣＡＮＯＮ　EOS40D,ＳＩＧＭＡ　17-70mm　F2.8-4.5　DC　MACRO

コメント 4

ルリタテハの新鮮さが目を引きますね！
まだ今シーズン観察していないので早く出会いたいです。
by ヒメオオ (2011-03-25 21:18) 

ヒサカキの香り…山道でこの香りに出会うたび、
獣の糞の匂いがすると思っています（＾＾；
あちこちに咲いてるのは、鳥がこの実を好きだからなんですね。


by 柚子 (2011-03-27 08:44) 

ヒメオオさん　コメントありがとうございます。
まもなく桜も咲きます。
今年のギフ遠征も間もなくですね！
by hirokou (2011-03-27 21:12) 

柚子さん　nice、コメントありがとうございます。
なるほど、獣糞というのもありですね！
アオキはとにかく繁殖力が強く、木を切っても切った枝から芽を出す恐るべし生命力です。
by hirokou (2011-03-27 21:15)