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チョウのスプリングエフェメラル [季節]

今日も少し風が強かったが、暖かい一日だった。
車のガソリンを少しでも温存したいので、燃費の良いバイクで丘陵へ。

雑木林の園路沿いで定点観察していた「シュンラン」。
このシュンランは、冬の下草刈りで葉を刈られ心配していたが無事花を付ける事が出来たようだ。
両手を広げて、何もかも包み込んでくれるような暖かさ。
syunran0320.JPG
















南向きの斜面では、一株だけ「タチツボスミレ」が咲いていた。
色の少ない中で、この紫色は遠くからも目に付いた。
tachitsubosumire0320.JPG
















スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)。
スプリング=春、エフェメラル=はかない・短命・蜻蛉という意味で、代表種はユリ科のカタクリやキンポウゲ科のイチリンソウ・ニリンソウ・アズマイチゲ、ケシ科のエンゴサクやムラサキケマンなどがそう呼ばれる。
丘陵でもこれらが見られるが、それらに先駆けて咲くのが上の2種だ。

チョウのスプリングエフェメラルもある。
一般的にはギフチョウやウスバシロチョウなどがそう呼ばれる。
しかしそれらよりも早く出現し、春の終わりには姿を消すのが「ミヤマセセリ」だ。
年に1回だけこの時期に現れる。
miyamaseseri2-0320.JPG
















セセリチョウの中では大型で、例にもれず地味な茶色の翅で素早く飛ぶ。
個人的にはこのチョウは、チョウのスプリングエフェメラルだ思う。
上の写真はオス。メスも見る事が出来た。
メスは、下の写真のように前翅の中心に明るい帯がある。
次はコツバメが現れ、いよいよ春本番突入だ!
miyamaseseri0320.JPG
















2011年3月20日 東京都
 ラン目ラン科 シュンラン
 スミレ目 スミレ科 タチツボスミレ
 鱗翅目 セセリチョウ科 ミヤマセセリ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM
CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ
 (3枚目)


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コメント 6

ヒメオオ

最後のミヤマセセリ♀は、如何にも新蝶という感じの美人さんですね!
by ヒメオオ (2011-03-21 08:42) 

愛野緑

もう♀も出ていたのですね。綺麗です。
by 愛野緑 (2011-03-22 11:40) 

BANYAN

雌は早いですね。
雌雄ともに新鮮で綺麗ですね。
シュンランも早いです。
by BANYAN (2011-03-22 17:31) 

hirokou

ヒメオオさん コメントありがとうございます。
今の時期は皆さん美男美女で、撮りがいがありますね。

by hirokou (2011-03-23 21:47) 

hirokou

愛野緑さん コメントありがとうございます。
見つけてちょっとびっくり。本当にメス?図鑑を見てしまいました(*_*;
by hirokou (2011-03-23 21:49) 

hirokou

BANYANさん コメントありがとうございます。
いよいよですね!!丘陵ではカタクリやニリンソウも咲きました。
by hirokou (2011-03-23 21:52) 

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