木の皮に化ける蛾

先日、以前にクロメンガタスズメを見つけたクスノキを見に行った。
残念ながらクロメンガタは見つからなかったが、目を皿のように探していると別の蛾が見つかった。
本当によく見ないと、見過ごしてしまうほど蛾の体の色模様と樹皮は酷似している。
その場で種はわからなかったが、調べるとヤガ科の「ナシケンモン」だった。
蛹越冬なので、真冬には見られない蛾だろう。

















隣の木には、真冬の観察定番のコブガ科「キノカワガ」。
こちらも名前の通り、木の皮そっくりで苔の色まで翅に散りばめられていた。
成虫越冬するので、虫の少なくなる冬の間お世話になるキノカワガだが、出会うにはちょっと早すぎの感がある。

コメント 2

はじめまして。mixi経由でやってまいりましたハイイロチョッキリと申します。数日前から、当ブログを拝見させていただいてます。
「キノカワガ」は、なにかの顔に見えますね。
それにしても　木の皮にそっくりな色なので、私には見つけられられないような気がします。
彼らの技に脱帽です！（笑）
by ハイイロチョッキリ (2010-10-01 17:17) 

ハイイロチョッキリさん　ご訪問いただきありがとうございます。
キノカワガは黒いＶの字が特徴ですが、見つけるのに骨が折れます。
緑っぽいものや白っぽいものなど様々で、自分の色をわかっているかのように同じような色の樹皮にとまります。不思議です！
貴日記も拝見させていただいています。
これからもよろしくお願いいたします。
by hirokou (2010-10-01 19:59)