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夏には暑苦しいモモブトスカシバの脚 [チョウ・ガ]

今が見ごろのオカトラノオに来ていた変わった虫。

花の回りを飛び、ホバリングしながら蜜を吸っていた。
体の下に何かぶらぶらさせながら飛んでいる。
何の虫かより、何がぶら下がっているのかが気になった。
カメラでのぞいてその正体がわかった。
momobutosukasiba0716.JPG

















スカシバガ科の「モモブトスカシバ」という蛾。
透明な翅を持ち昼間に活動する仲間で、似たものではスズメガ科のオオスカシバというもっと大きい種が有名だが何故か科が異なるのだ。

モモブトスカシバがぶらぶらさせていたのは長い毛の密集した後脚だった。
まるで洗車ブラシのようで、今日のような日にはたいそう暑苦しい。
何のためにこんなに長い毛が生えているのだろうか?
と思ったらこのガはハチに擬態していて、花の蜜を集めるハナバチの集粉器のまねをしているという説がある。
確かに透明の翅で、ハチと見間違うかもしれない。それにしても凝った擬態である。

また、このガが葉などにとまっている姿はとても変である。
今日はとまってくれなかったので、そのうち是非見たいと思う!
momobutosukasiba1-0716.JPG


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コメント 2

ヒメオオ

確かに何かぶら下げて飛んでいるように見えますね!蝶や甲虫類はそれなりに観察していますが、他の小動物も良く見ると興味深い形状のものも多いなあと感心いたしました。
by ヒメオオ (2010-07-17 07:55) 

hirokou

ヒメオオさん コメントありがとうございます。
飛んでいると、本当にぶらぶら揺れていて面白いです。是非オカトラノオで探して見てください(^.^)
by hirokou (2010-07-17 19:31) 

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