トンボと名のつく虫 [虫]
梅雨に入ったものの数日暑い日が続いたが、今日は雨の予報。
少し蒸し暑いが昨日よりは過ごしやすいかもしれない。
昨日、いつもの道を歩きながらふと見上げるとホオノキの実がいつの間にか大きくなっていた。
たくさんのトゲトゲがあるグロテスクな形だ。
ヨモギの茎に黒い影を見つけた。
葉の隙間から覗くネズミ顔。
ヘビトンボの仲間の「ヤマトクロスジヘビトンボ」だった。
トンボと名がついているが、アミメカゲロウ目ヘビトンボ科に属しトンボではなくクサカゲロウやウスバカゲロウと同じ仲間で飛ぶのは至極下手である。
幼虫は孫太郎虫と呼ばれ水の中に住み、カワゲラの幼虫などを食べる肉食性で陸に上がり土の中で蛹になる。蛹の間も体を動かす事が出来て、噛みつくちょっと変わった虫だ。
ヘビトンボの蛹については、昆虫写真家の新開孝さんがblog「ひむか昆虫記」で紹介されている。
ヤマトクロスジヘビトンボのすぐ近くで、羽化したてのガがいた。
墨汁を垂らしたような渋い模様の翅に黒と黄色のトラ模様。これもハチに擬態しているのか?
名前はチョウ目シャクガ科の「トンボエダシャク」。幼虫の食草は、ツルウメモドキなど。
仲間のウメエダシャクと似ているが、翅の模様と前胸背が黒いのでトンボエダシャクでよいと思う。
昼間から飛ぶガだ。
数時間してから戻ってみたが、翅の状態は変わらなかったので、うまく羽化できなかったのかもしれない。
2010-06-18 11:21
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