チョウの幼虫の擬態 [チョウ・ガ]
昨年観察した、「スミナガシ」の幼虫がいたアワブキの木を見に行った。
葉の先の葉脈だけを残して食べ、その周りに食べ散らかした?葉をちりばめた巣がたくさん見つかった。
今年も、この木にたくさん卵を産みつけたようで、小さな幼虫があちこちで見られた。どこにいるかわかるだろうか?
少しアップにしてみた。
チョウに詳しい方は、一枚目ですぐに見つけられるだろうが、そうでない方はこれでもわかるかどうか?
残された葉先の葉脈の途中に、首をもたげている。
まるで葉脈のよう。
これは8/18に撮影したので、今はもう少し大きくなっているだろう。
あちこちの草原では、葛が紫色の花をつけだした。
その蕾や花を食べるのが、「ウラギンシジミ」の幼虫だ。
体の色が葛の花そっくりで、よく見ないと全くわからないだろう。
拡大すると、ほら いたでしょう(^.^)
ナメクジチックないでたち。
この幼虫が、ここにいる事を知らなければ、まず見つけることは出来ないだろうと思うのである。
どちらも色や形 巧みな擬態だ。これでもいなくなるということは、外敵にやられているものもいるのだろうから、敵もなかなか凄いもんだ!
2009-08-29 23:01
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コメント(5)
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ウラギンシジミの幼虫は懐かしいです。
クズの花で良く見つかっていました。面白い形態ですし。
by maeda (2009-08-31 05:37)
スミナガシの幼虫はあの風変わりな隠れみのを作ってもその中にいるわけではなくてその周りにいる点が興味深いというか、すごい作戦のように思われます。ウラギンシジミの幼虫はまだ見た事がありませんので、今年のこれからの課題のひとつです。hirokouさんのように花と一緒に綺麗に撮りたいです。
by clossiana (2009-08-31 18:38)
ウラギンの幼虫見つけましたね。
花の中だと写しにくいですが、うまく撮れていますね。
起こって花火を出しているところを撮りたいです。
by BANYAN (2009-08-31 23:03)
大変ご無沙汰しております。
例年、夏場はどうも狭山丘陵を疎かにしてしまって・・・、時間を見つけては出掛けているのですが、本体HPの更新がままならない状況です。こんなに見事な擬態をするウラギンシジミの幼虫を探してみたいと思います。
by 霧島緑 (2009-09-02 00:55)
maedaさん ありがとうございます。
この形と色は傑作ですね!ウルトラQに出てきそうです。
観察できる低いところにあるクズの花を探すのになかなか苦労します(^.^)花を見つけても幼虫がいない・・・とか。
clossianaさん ありがとうございます。
スミナガシ幼虫 確かにそうですね。不思議です。コミスジ幼虫も同じ作戦でしょうか?ウラギンは今がチャンスです。是非探してみてください。
BANYANさん ありがとうございます。
昨年、教えていただいて探しましたが見ることが出来ませんでした。お蔭様で今年はリベンジ!あっ花火忘れてました(^.^)
霧島緑さん ありがとうございます。
こちらこそご無沙汰しております。私も今年はめっきり丘陵へ出向く回数が減ってしまいました。またお会いできるのを楽しみにしております。
by hirokou (2009-09-02 22:07)