クロスジフユエダシャクの交尾 [チョウ・ガ]
クロスジフユエダシャクのメス。
今まで雑木林のクヌギやコナラの木の幹を念入りに捜していたが全く見つからなかった。
これだけ探して見つからないなら、根本的に間違っている。
そこで今日はオスを観察しメスのところへ案内してもらう作戦に切り替えた。
雑木林の道で飛んでいるオスを発見。
後を追うと道脇の小さな笹にかぶさった枯葉の下にもぐりこんだ。すると別のオスも同じ場所へ。
枯葉をめくってみると枯れた笹の上でメスと交尾をしていた。
こんなところにいたとは!
これでは自力でどんなに探しても見つからないはずである。見つけるのは無理だ!!
もっと早くにこうしていれば無駄な労力を使わなくて済んだのだが、良い勉強になった。
一匹のメスに二匹のオスがまとわり付いていたが最初にメスのところにたどり着いたオスと交尾をしたようだ。
もちろん僕にはわからないがメスが出したフェロモンを辿ってオスはメスの居所を突き止めたようだ。
メスの頭の付根には小さな羽根がアクセサリーのように付いていた。
なんとも可愛らしい。
体のほとんどがお腹のようなメタボスタイルでそのお腹にはたくさんの卵が詰まっているのだろう。
もうちょっと良く見ようと枯葉を持ち上げると交尾をしたまま落ちて笹につかまった。
その笹を持ち上げて横から撮影させてもらった。
これが蛾のメスだと知らなければ見つけても何の虫か見当も付かないかもしれない。
オスの顔もアップで見ると黒目があるように見え、なかなかひょうきんである。
これから寒くなると他の種の冬尺も現れるのでそれも楽しみである!
今まで雑木林のクヌギやコナラの木の幹を念入りに捜していたが全く見つからなかった。
これだけ探して見つからないなら、根本的に間違っている。
そこで今日はオスを観察しメスのところへ案内してもらう作戦に切り替えた。
雑木林の道で飛んでいるオスを発見。
後を追うと道脇の小さな笹にかぶさった枯葉の下にもぐりこんだ。すると別のオスも同じ場所へ。
枯葉をめくってみると枯れた笹の上でメスと交尾をしていた。
こんなところにいたとは!
これでは自力でどんなに探しても見つからないはずである。見つけるのは無理だ!!
もっと早くにこうしていれば無駄な労力を使わなくて済んだのだが、良い勉強になった。
一匹のメスに二匹のオスがまとわり付いていたが最初にメスのところにたどり着いたオスと交尾をしたようだ。
もちろん僕にはわからないがメスが出したフェロモンを辿ってオスはメスの居所を突き止めたようだ。
メスの頭の付根には小さな羽根がアクセサリーのように付いていた。
なんとも可愛らしい。
体のほとんどがお腹のようなメタボスタイルでそのお腹にはたくさんの卵が詰まっているのだろう。
もうちょっと良く見ようと枯葉を持ち上げると交尾をしたまま落ちて笹につかまった。
その笹を持ち上げて横から撮影させてもらった。
これが蛾のメスだと知らなければ見つけても何の虫か見当も付かないかもしれない。
オスの顔もアップで見ると黒目があるように見え、なかなかひょうきんである。
これから寒くなると他の種の冬尺も現れるのでそれも楽しみである!
2008-12-06 20:32
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コメント(12)
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Hirokouさん、こんばんは。
クロスジフユエダシャクの交尾を良く見つけましたね。
おめでとうございます。
オスを観察しメスのところへ案内してもらう作戦は私も考えましたがなかなか止まらないですから難しいんですよね。
フェロモンを感知するセンサーなんてないでしょうかね。
そうそう新しいカメラもおめでとうございます。
鳥の写真も楽しみにしています。
by てんとうむし (2008-12-06 20:54)
hirokouさん、「ウーン!素晴らしい!・・・」私はそこまで考えなかったので雄の画像しか撮影したことがありません・・・これはとても参考になります、今度私も試して見ます、ありがとうございました・・・。
by chochoensis (2008-12-06 21:55)
てんとうむしさん ありがとうございます。
見つけるのには苦労しました。
それよりもてんとうむしさんの虫を見つける目にはいつも驚かされます。
オスに案内してもらうのは「近所の生き物」http://tu4477.blog47.fc2.com/ のT.Urabeさんに教えてもらいました(^.^)
by hirokou (2008-12-06 22:47)
chochoensisさん コメントありがとうございます。
今まで散々立木を探していましたが、オスの力を借りて一発で見つけることが出来ました。これも運が良かったのかもしれませんね。
ただ間違いなく見つかる確立は高いです。
by hirokou (2008-12-06 22:51)
オスに見つけてもらう作戦、上手く行ったのですね。
交尾の状況が良くわかる写真、すばらしいですね。
もう少し寒くなると、丘陵にも白と黒の大きなチャバネフユエダシャク♀とか出てきますよ、
これものすごくかっこいいです。きっと見つかります。
by T.Urabe (2008-12-06 23:28)
フユシャクの雌は写真だと樹の幹に止まっている印象が強いですが、いろいろな場所にいるのですね。
雄を追い掛けたことはありますが、なかなか止まらないし、落葉の下までは調べようと考えたこともないです。(^^;
by BANYAN (2008-12-07 17:05)
フユシャクの♀は翅も退化していますが、♂と比較すると複眼も滅茶苦茶小さくて、退化しているようですね。交尾に至るまで観察するとは・・・追跡努力に頭が下がります。
by fanseab (2008-12-07 20:55)
先日甲府の低山に行ったときに、このクロスジフユエダシャクがたくさん飛んでいました。
ああフユシャクだと思いましたけど、ムラサキシジミを探していたのでカメラを向けそこないました。
この時期にはこの仲間に興味があると撮影対象には困らなくていいですね。
オスを追いかけると言うのは素晴らしいアイディアだと思います。
蝶でも、ギフの交尾(これはオスを追いかけていたら偶然と言うのが多いですが)とか産卵シーンの撮影(これはまさしくそのための追跡)には良くこの手を使います。
by ダンダラ (2008-12-08 09:46)
T.Urabeさん ありがとうございました。
お陰様で交尾を撮影できました。
笹の上も探しているのですがいないですね。
フユシャクシリーズチャレンジして見ますのでまた、ご指導下さいm(__)m
by hirokou (2008-12-08 19:02)
BANYANさん コメントありがとうございます。
私もてっきり幹にいると思っていたのですが、幹では見つかりませんでした。図鑑などでは幹を歩き樹皮に産卵するとありますので時期的なものでしょうか?
by hirokou (2008-12-08 19:09)
fanseabさん ありがとうございます。
よく見ると本当に複眼も小さいですね。飛ばないので退化しているのでしょうか?メスを撮影したいとオスを追ったのですが見つけたところで交尾をしてくれたのでラッキーでした(^.^)
by hirokou (2008-12-08 19:19)
ダンダラさん コメントありがとうございます。
今の時期このフユシャクは昼光性なので昼間オスが飛ぶのがたくさん見られますね。
ムラシ、ムラツも常日頃探してはいるのですがなかなか見つけられません。丘陵では個体数が多くないのでまず集団越冬は見られないでしょうね。
by hirokou (2008-12-08 19:26)